脂肪吸引手術を受ける前に、手術内容をしっかり把握しておこう

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脂肪吸引の歴史

脂肪吸引がたどってきた歴史について

 生きている人間の体から直接脂肪を取り除くことによって体を細くする痩身治療が考案されたのは、今から100年近く前のことです。ただし、スプーンのような形状の器具を用いて脂肪を除去するという原始的な方法であったため、実際に治療を受けた患者の体に深刻な後遺症が残ってしまいました。痩せる代わりに体に障害が残ってしまっては、治療を受ける意味がありません。ですので、脂肪を物理的に除去するという痩身治療は、その後長い間行われることがありませんでした。その状況に変化が現れたのは1980年代に入ってからのことです。カニューレという名前の器具が開発されたことにより、合併症のリスクが低い脂肪吸引手術が可能になりました。その後も様々な改良が続けられ、現在に至っているということになります。

これからの手術方法はどのようになっていくのか

 カニューレの開発によって脂肪吸引手術が本格的に行われるようになりましたが、最初の頃はかなり大量の出血を覚悟する必要がありました。そのため、輸血の準備を整えた上で手術が行われるケースが少なくありませんでした。しかし、脂肪吸引を行う前に麻酔薬と血管収縮薬を生理食塩水で薄めたものを皮下脂肪に注入するチューセメント法が開発されたおかげで、出血量をコントロールすることができるようになりました。チューセメント法が広まった影響で、脂肪吸引手術の安全性が格段に高まりました。その後も、より良い脂肪吸引方法を模索する努力が続けられ、ウォータージェット法やシリンジ法、レーザーや超音波を利用する方法などが考案されました。現在も研究が続けられていますので、脂肪吸引手術の方法は、今後さらに進化していくだろうと考えられています。